前回は筆者の投資歴と今後の投資計画について紹介しました。今回はアセットアロケーションを作成して、これまでの投資内容を把握するとともに、今後の投資計画を検討した過程を紹介します。
アセットアロケーションとは
投資の本や記事などを読んでいる方は、アセットアロケーションやポートフォリオという用語を目にしたことがあると思います。筆者自身、理解が曖昧でしたのであらためていくつかのサイトを確認しましたが、アセットアロケーションは投資対象(資産)とその割合を決めること、ポートフォリオはアセットアロケーションの内訳を具体的に記載すること、という解釈で問題なさそうです。
アセットアロケーションは自分の年齢や目標に合わせて、適切な資産配分を検討して投資方針を決めるために活用します。ここでは、筆者がアセットアロケーションを作成した過程と、その内容を踏まえて決めた今後の投資計画を紹介します。
アセットアロケーションの作成
まずは自身が所有する資産(アセット)を洗い出すとともにどのように分類するかを決める必要があります。一般的には現金、債券、株式、不動産あたりで分類されていますが、ベースは押さえつつ多少カスタマイズして、以下の分類としました。
- 現金/預貯金
- 債券(社債)
- 外貨/FX
- 株式(個別)
- 投信
- iDeCo
- 金
- 暗号資産
筆者は投信とiDeCoともにほぼ全世界株式インデックスに分類される商品に投資しているため、これ以上の細分化はしていません。
次に分類ごとの資産額の合計を確認していきます。筆者は銀行/証券口座の残高や資産を確認して、表計算ソフトで記録に残すようにしていますが、今だと便利な資産管理用アプリやサービスがありますので、資産状況を記録に残していない方は、自分に合った方法を探して活用するのが良いと思います。
以降では過去(2020年)、現在(2025年)、未来(2029年)用に作成したアセットアロケーションについて書いています。
2020年時点
上のグラフが2025年12月現在の資産配分です。投資対象の分類として、以下のように考えて色分けしています。
- 青(現金/預貯金):安全な資産
- オレンジ(日本株):配当収入を見込む資産
- 紫(iDeCo/投信):中長期の運用で増加を見込む資産
2019年までは日本株メインの運用でしたが、大半は普通預金に置きっぱなしでした。この割合を見るともったいない...と感じてしまいますが、日本株で配当収入が定期的に得られたことと、株主優待を使って生活費が節約できたこともあり、2020年1月時点で資産は5000万に到達していました。前回紹介した通り、この年から暗号資産、米国株などの月々の積立を段階的に開始しています。
2025年現在
上のグラフが2025年12月現在の資産配分です。追加した投資対象も含めて以下のように色分けしています。
- 青(現金/預貯金/社債/外貨/FX):安全な資産
- オレンジ(日本株/米国株):配当収入を見込む資産
- 紫(投信/iDeCo):中長期の運用で増加を見込む資産
- 赤(金/暗号資産):変動が激しいが長期的には増加を見込む資産
2020年1月から現在までの約6年間で、いずれの資産も順調に伸びて合計1.3億に到達しました。ここ数年の株式市場の上昇の影響が大きいですが、一方で2025年4月のトランプショックの際に株式や投信が下落し続ける中でも社債があることの安心感や、金や暗号資産が上昇していたため、資産を分散しておいてよかったと感じています。
2029年(予定)
2025年12月のアセットアロケーションを踏まえて、3年後を想定して作成したアセットアロケーションが上のグラフです。2025年12月時点で現金/預貯金が38%あり、この部分はまだ投資に充てても問題ないと感じることができました。今後3年間これまでと同様に積立用の資金として積み立てを続ける予定です。
2029年(予定)のグラフでは黒線で分割したとおり、青、オレンジ、紫/赤でぞれぞれ1/3の割合としています。2026年1月からFIRE生活に入り給与収入がなくなるため、当面の生活費は現金/預貯金からの持ち出しを想定していますが、3年後にはオレンジ部分の配当収入と紫/赤部分の利益部分の取り崩しで生活費が賄える状態になることを目指します。
市場が今後どのような動きをするか予測はできませんが、この計画で進めればある程度の変動があっても対応可能、と考えています。2029年になったら答え合わせをしたいと思います。
おわりに
筆者の資産状況からアセットアロケーションを作成し、今後の投資計画をどのように考えたかを紹介しました。FIRE達成した個人の考え方の1つとして参考にしていただければと思います。
なお、筆者は経済や金融に関して、FIRE関連の書籍やブログで学んだレベルです。経験者/プロの方が読むと、適切でない、もしくは理解が誤っている箇所があるかもしれません。コメントやご意見がありましたらコンタクトにお願いします。