6月は3月決算の企業による株主総会が集中する時期です。
FIRE生活に入ったこともあり現地の株主総会を体験しておきたいと思い、保有株の1つであるコロワイド(7616)の株主総会に参加してきました。
実際に参加してみて有意義に感じましたが、どのような様子だったか紹介します。
参加理由
私が保有している株だけでも、6月に株主総会を開催する企業は78ありました。
その中で株主提案のあったJR東や日本製鉄など、いくつかの企業に興味があったものの、今回は6/25(木)14時に開催されるコロワイド(7616)に参加することにしました。
一番の理由は、今でもお土産を配っている数少ない企業だったためです。
モノにつられた(笑)のもありますが、保有する個別株の中で投資金額の割合が一番高かったということもあります。
コロワイド社概要
ご存じない方向けにコロワイド(7616)の簡単な紹介をしますと、公式ページでは以下のように表現しています。
"コロワイドグループは「食」に関わるあらゆるフェーズで事業を展開する、「食」の総合プロデュース事業会社です。"
いわゆる外食産業がメインの会社ですが、M&Aにより大きめの企業も傘下に入っている点が特徴的です。主なグループ会社とブランドは以下の通りです。
- 大戸屋ホールディングス(2705):大戸屋
- アトム(7412):ステーキ宮など
- カッパ・クリエイト(7421):かっぱ寿司
- レインズインターナショナル(非上場):牛角、温野菜など
- C-United(非上場):カフェ・ベローチェ、珈琲館、カフェ・ド・クリエ
C-Unitedは2026年3月にコロワイドグループ傘下となりました。
上場している会社は、親会社であるコロワイドを含めて各社で株主優待制度を設けています。それぞれの株価、優待利回り等は以下の通りです。
| 会社名 | 株価 (6/26終値) | 必要株数 | 必要金額 | 年間優待内容 | 優待利回り |
|---|---|---|---|---|---|
| 大戸屋ホールディングス(2705) | 7,500 | 100 | 750,000 | 8,000ポイント | 1.07% |
| アトム(7412) | 387 | 100 | 38,700 | 1,000ポイント | 2.58% |
| カッパ・クリエイト(7421) | 1,430 | 100 | 143,000 | 6,000ポイント | 4.20% |
| コロワイド(7616) | 1801.5 | 500 | 900,750 | 40,000ポイント | 4.44% |
各社の優待はそのブランドの店舗で1ポイント1円で利用でき、かつコロワイドグループの一部を除く店舗でも利用できます。
といってもこの一部が厄介で、例えば大戸屋では大戸屋ホールディングス以外の優待は使うことができず、牛角や温野菜では上記の優待いずれも使えません。
アトムは業績が赤字だったこともあり、6/12に優待内容が半分に改悪となる発表がされました。それに伴い株価も600円台から300円台に下がっています。
配当は各社とも低く(または無し)、優待で株主還元しているという状況です。
コロワイドは以前から気になっていましたが必要金額が大きいためこれまでは見送っていました。ただ、FIRE生活に入り優待は活用しやすくなると考えて昨年買いました。入手平均単価は1,853円で現在マイナスですが、優待は想定通り使えています。
株主総会の現地の様子
株主総会の話に戻りますと、会場はパシフィコ横浜の国立大ホールでみなとみらい駅から徒歩5分の場所にあります。
駅からある程度進んだ時点で案内板を掲げている関係者の方がいたり、参加者と思われる方々が同じ方向に向かっていて、スムーズに辿り着けました。
総会は14時、受付は13時開始で私は13:15頃に到着しました。
入場後案内に従い議決権行使書を提出すると、株主出席票という紙をもらいました。
特に持ち物検査などはなく、株主出席票を受け取った後はホール内の好きな席に座ることができました。
ちなみに株主出席票があればお土産と交換できるようで、ホール外ではお土産をもらう列が既にできていました。株主総会には参加せずにお土産をもらって帰る人も相当数いるようです。
国立大ホールのキャパは約5,000席ですが、開始の14時ごろにはかなりの席が埋まり、満席ではありませんでしたが見た目でも6~8割は埋まっていたと思います。
少し意外だったのは、スマートフォンは電源を切るようにと案内があったことです。招集通知は電子で見ながらと思っていたのですが想定外でした(気にせずスマホを使っていた方は一定数いましたが)。
株主総会の内容
会では社長が議長として進行し、招集通知の内容に従って事業報告と議案の説明、その後株主からの質問で構成されました。
会社側からの説明は3-40分程度で終わったと思いますが、その後の株主からの質問は途切れることなく、最後は時間切れで打ち切りとなり、16時前に終了しました。
終了前の議案の賛否は拍手で表明するだけで、投票するような機会はありませんでした。事前に調べた際には投票の仕組みがあるとのことでしたが、企業や投票状況にもよるようです。
優待に関する質疑
多かった質問はやはり優待の内容に関してであり、優待カードが使えない店舗がある点、グループ会社のアトムで優待制度が改悪になったことの説明を求めるものがありました。
優待カードが使えない店舗についてはよく出る話題のようで、フランチャイズ展開しているブランドは優待カードを対応させようとすると膨大なコストがかかる、という理由により対応予定はないとの回答をしています。
新しくグループに入ったC-Unitedのカフェ・ベローチェ、珈琲館、カフェ・ド・クリエもフランチャイズ展開しているため優待カードは利用できないとのことです(ここはちょっと期待していたので残念...)。
回答から受けた印象
全体を通してコロワイド社側の回答や説明を聞いている限り、グループの業績としては右肩上がり状態になっていること、優待の内容には自信があることが伺え、改悪・廃止になる可能性はかなり低いと感じました。
調べたところ、優待内容は少なくとも2010年の時点で今の年間40,000ポイントとなっていて、現在まで15年以上は継続しています。直近では2023年に赤字、2020・2021年はコロナ禍の影響で赤字でしたが、優待内容は変更されていません。
一点気になったのは、円安が進むと会社としてはプラス・マイナスの両方があるものの、仕入れコスト増のマイナスの影響の方が大きくその分が利益に響く、ということでした。
現在の政権になってから一貫して円安の傾向にあるため、この点はリスクとして考えておかないといけないと感じています。
参加してみて
終了後、お土産を受け取って帰宅、と考えていたら参加数が想定以上だったために既に残っていませんでした。ただ、後日郵送で届けられるとのことで、株主出席票に電話番号を記入、提出してきました。
株主総会のお土産は、参加できない株主にとって不公平になるという理由でどの企業も廃止の方向で進んでいます。もっともだと思いますが、現地に参加した人には自社製品・グッズなどの販促品を配るくらいはしても良いのでは、と思いました。
実際に参加して話を聞くことで、その企業のことがより理解できるようになり、今後も長期保有するかの判断の足しになりましたので、今後も株を保有していて気になる企業の株主総会は参加していこうと考えています。
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