失業給付を受けるための実績となる求職活動の中には、「再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験を受験」が含まれています。
調べてみると受験をして実績にしている方が多数いましたので、私も簿記3級を目指して受験したのですが、無事合格することができました。
合格するまでに必要だったリソースや当初疑問に感じていたことなどをQ&A形式でまとめます。
資格の選定
求職活動になる資格試験の受験の条件は再就職に活用できることですが、本人の意向次第で広範囲に適用できます。
例えばTOEICやマイクロソフト系(MOS)でも私の場合は問題ありませんが、これまでの業務に近い領域は新たな学びにならないと思い、自分にとって未知の分野で探すことにしました。
候補にしたのは簿記とFP(ファイナンシャル・プランナー)でした。FIREへの過程でFPの方が関連知識を知ってそうで比較的取りやすいかなと思いましたが、よりなじみのなかった簿記を選びました。
調べてみて3級でもそれなりの勉強が必要なことがわかり、求職活動にできるという事例も確認できたので簿記3級を目標に設定しました。
合格までの時間と費用
学習開始前の私の知識ですが、借方・貸方は聞いたことがあるかも?銀行で口座作るときに普通と当座で選べるけど当座って何?といったレベルで、関連知識はほぼ0でした。
その状態からのスタートでしたが、以下の順に学習を進めていきました。
- 「簿記がわかってしまう魔法の書」(1時間くらい):図書館で借りて読みました。ストーリー仕立てで読み易かったですが、ふーんレベルで終わりました。ある程度勉強してから読んだ方がよかったかもしれません。
- 「ホントにゼロからの簿記3級」(4時間くらい):Amazon Kindle Unlimitedで見つけ、最初テキストにしようと読み進めていましたが、キャンペーンの終わりに合わせてKindle Unlimitedは解約することに決め、スケジュール的にはメインの教材にできなさそうなので、ざっと一通り読んで終えました。
- 「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商簿記3級」と「みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商簿記3級」(60時間くらい、2冊で2,420円):実績があり良さそうなテキストを探して選定しました。
1日平均2時間で約1ヶ月かけて、教科書の案内の通りに進めていきました。
- 教科書を2回読む:10日間
- 教科書の基本問題を解く&間違えた問題の復習:7日間
- 問題集の個別問題を解く&間違えた問題の復習:9日間
- 問題集の模擬試験問題4回分を解く:3日間
その後、受験に臨みました。受験費用は受験料3,300円、手数料550円です。
試験時間は60分で70点以上が合格ですが、92点取ることができました。
以上で、トータルの学習時間は約65時間、費用はテキストと受験料で6,270円でした。
所感
簿記3級は毎年20万人以上が受験していて合格率が40%前後です。
正直このデータと3級というイメージで、テキストざっと見ておけば合格できるかなと思ってましたがそんなに甘くはなく、手を動かして学んでいかないと私には到底無理でした。
序盤で教科書を進めている間は慣れない用語や考え方が多く合格は難しいかなと思いましたが、問題集で問題を繰り返し解くうちに理解が進み、模擬試験で合格水準は超えるようになり実際の試験でも大丈夫でした。
学習中は文字を書く量が増えましたが、不要になった過去のふるさと納税の受領証明書を裏紙にして、たくさん消費することができました(笑)。
株を所有している企業からは決算に関する通知が届きますが、掲載されている貸借対照表や損益計算書の項目の意味が今までよりも理解できるようになりました。ただ、その数字を見てもまだ良し悪しの判断だったりさらに掘り下げることができませんが...2級や1級をとればもっと数字から読み取れるようになるでしょうか。
Q&A
その他に、私が知識0の時点で疑問に思ったことなど、書いておきます。同じように受験を考えている人には参考になるかもしれません。
- Q1. 簿記って資格の種類がいくつかある?どれがよい?
- A1. 大きくわけて3つの団体が運営していて、日商簿記、全経簿記、全商簿記とありますが、日本商工会議所が運営している日商簿記を選んでおけば間違いないです。教材等探しても日商簿記を対象としているものばかりです。
- Q2. 教材はどれが良い?教科書と問題集両方必要?
- A2. Amazonなどで学習用のテキストを検索するとたくさん出てきます。私は上に書いた「みんなが欲しかった」という通称みん欲しシリーズにしましたが、似たテキストの「スッキリわかる」シリーズでもよいかもしれません。どちらも対象範囲は同じですが、「スッキリわかる」の方がイラスト豊富(みん欲しは説明豊富)だそうです。学習を終えてみて、いわゆる座学は無料で提供されている動画でも大丈夫かなと思いましたが、問題集は買って取り組んだ方が良いです。
- Q3. ネットで受験できる?
- A3. 日商簿記3級や2級はネット試験で申し込みができますが、自宅で受験できるわけではなく、全国各所にある試験会場に行き、会場のPCを使って受験します。試験会場や日時は自分で選べます。
- Q4. 電卓の操作にどれくらい慣れている必要がある?
- A4. 四則演算さえできれば大丈夫です。暗算が得意なら電卓不要ですが、それなりの桁数で計算回数も多く、私は無いと無理でした。電卓は持ち込めますが関数機能などがある電卓は持ち込み不可ですので、基本機能のみの電卓が必要です(私は妻が昔使っていた電卓を借りたので買わずに済みました)。試験会場のPC上の電卓ソフトを使って問題を解いたようなブログを見かけましたが、私が受験した時にはそのような用意はなさそうで、PCでは問題の表示と入力のみでした(実際はどこかにメニューがあって見落としたかもしれません)。
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